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画像: なぜ、、展示会では、石が安く売られるか?

なぜ、、展示会では、石が安く売られるか?

2009年04月20日

近々、石ふしぎ発見展が大阪会場にて行われます。

当社 ニキルジェムズ Nikhil Gems は、ブース番号 B-10にて出展しております。



日本では、天然石(mineral ミネラル)の大きい展示会は5回あります。

新宿2回 池袋1回 大阪1回 京都 1回

そこに、、新しくは、

名古屋 横浜 なども開催されています。


これらは、展示会といっても、展示して見てもらうというより、、
実際は販売会です。
日本では残念ながら、天然石はほとんど取れないので、
海外の天然石のディーラーが出展するこの展示会で
多くの日本の石の会社は仕入れを行います。

皆さんがネットショップで購入するお店や
あるいは、街のストーンショップは、ほとんどここに、仕入れに来ています。

皆さんが普段買う会社が仕入れるこの展示会には、
一般ユーザーも来ることが出来き、購入が出来るわけです。

普段買う値段より安く買うことが出来ます。

もちろん、1トン単位で仕入れをされる業者さんと同じ価格で
100gで買うことは出来ませんが、一般市販価格よりめずらしいもの
良いもの、そういったものを安く買うことが出来ます。

仕入れをされる業者さんも、安い仕入れが出来るチャンスです。

では、、

なぜ、、天然石のこういったショー
展示会の会期のみ安く売られるか?

展示会価格という、展示会のときだけの安い値段が出るか?


理由はいくつかあります。

①展示会に来るお客様の期待は安く買いたいということがあり、それに答えられなければ、いわば、ショーに出る資格がない。

②出展者は、特に海外からこられる方は、多くの経費を使っています。
航空費、ホテル費、出展経費、、、です。そのため、この会場で現金を集めたいという
こちらの台所事情もあります。

③また、数学的に安くなる理由もあります。
海外から直接送られてきた商品は、安いです。
日本国内の経費がかかっていないからです。

どういうことかというと、、
経費は下記があります。

1)保管経費 日本で倉庫に置けば倉庫代が商品に乗ります
2)管理費 日本人の高い人件費の人間が管理すればその経費が商品にのります
3)運送費 日本国内を移送すればその高い運送費がかかります。
4)広告費 雑誌に載せたり、ネットの広告費をかければ、商品にのります。
5)包装ラッピング費 袋に綺麗に入れたりすれば経費がかかります。
6)営業経費 ネットショップの写真撮影、あるいは、メールでのやり取りや店頭での説明
         これを日本ですれば日本人の人件費が商品にのります
7)店舗経費 店舗の土地代、家賃、あるいは、店舗を作ったときの費用は
         商品にのります。


もう、商売でやっていない人には、、めんどくさくて読みたくもない話ですが、
現実で、こういった実際にかかるお金を商品単価にのせなければ、
会社は倒産してしまうので、そうするわけです。

何も不当なことではなく当然のこと。

実際は、買っている方は、、普通は、、石にお金を払っているというより、、
ほとんどは、日本で石を販売するための、日本の土地と日本人の人件費にお金を払っているわけです。

それは、必要なことなのですが。

展示会では、上記の経費がかからないので安いのです。

また、、展示会で売れ残ると、それを日本の保管場所に送る運送費がかかります。
保管料がかかります。そして、次の展示会のために国内を搬送する運送費がかかり、原価が高くなり、出展業者の商品の次に競争力がなくなり、、あるいは、自社の利益率が経費が増すことで減ってしまうので、、

とにかく、、海外の業者は、、
僕なんかがみていると、、業者だとわかるから、、

これ、、机の上のもの全部でいくらだけど買わないか?
と、とにかく全部をすすめます。

もちろん、それは僕も同じ事情なんですが。。。


ぼくも、、この世界に入ったばかりのころは、、なんで、、
これを全部取ってくれたら、、と破格に安くしてくるか理由がわかりませんでしたが、、
今は、、論理的、数学的に理解できるわけです。

ただ、、またこれまた、、むずかしいのが、

じゃあ、海外から直接買えば一番安いのか?

実は、、少ない量を直接買えば経費におされて、、国内で買うより遥かに高くなる。。

そして、、保証がないので、、、リスクもある。。。

そうそう簡単なことでもないのです。


海外から定期的に300万買うとなれば、直接輸入もメリットがあるでしょうけれど、、
何百万も営業や広告に毎月使っている大手業者と競い合うこととなり、、ぜ~~んぶ売れ残る、、なんて恐ろしいこともあります。

余談でした。




あと、最後に大切なこと

ショーは、いわば、お祭りみたいなもので、

出展者も、いらっしゃるお客様も

とにかく楽しい時間をすごすというのがすっごく大事です。



数学的計算、経理計算もありますが、、

結局、、楽しくやってりゃ、、何でもうまくいくわけなんですね。

ぼくは、、人としてやるべき努力をした後は、
細かいこと、計算、ぜ~~んぶ放り出して楽しくすることが
最も大事じゃないかって思うんです。


素直が最強!







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